32年間にわたり多くの読者に愛されてきた、アイドル雑誌『ポポロ』。
若い女性を中心に人気の雑誌でしたが、9月号をもって休刊するとの発表がありました。
突然のお知らせに、読者からは悲しみの声があがっています。
そこで今回は、アイドル雑誌『ポポロ』はなぜ休刊になったのか、その理由を考察していきます。
ポポロ休刊についての公式からの発表内容
2024年7月22日、公式SNSにて『ポポロ』休刊の発表がありました。
読者の皆さま、本日発売のポポロ9月号をもちまして、ポポロは休刊することとなりました。
突然のお知らせとなり、申し訳ございません。
長い間、ご愛読いただきありがとうございました。
休刊の理由については「諸般の事情」と説明されており、詳しくは明かされていません。
アイドル雑誌ポポロ休刊の理由5選
雑誌市場の縮小
インターネットやSNSの普及に伴い、情報を得る手段が多様化しました。
これにより、従来の紙媒体である雑誌の需要が大幅に減少しています。
とくに若年層はスマートフォンやタブレットを通じて情報を得ることが多くなり、雑誌の売り上げが減少する原因となっています。
さらに、デジタルメディアの台頭により、広告収入も減少し、雑誌市場全体が縮小しているのです。
競争の激化
アイドル雑誌市場には多くの競合が存在し、その中で生き残るための競争が激化しています。
とくに大手出版社が発行する雑誌や新興のオンラインメディアが多く参入しているため、購読者を維持するのが困難になっているのが現状です。
また、インターネット上での無料コンテンツの増加により、有料の雑誌購読が敬遠される傾向が強まっています。
読者層の変化
アイドルファンの年齢層や嗜好が変化しており、従来の雑誌購読者層が減少しています。
とくに若年層は、雑誌よりもSNSや動画配信サービスを利用することが多く、わざわざ雑誌を購入する人が減っているのです。
さらに、読者層のニーズが多様化しており、雑誌だけではそのニーズを満たすのが難しくなってきています。
コロナ禍の影響
新型コロナウイルスのパンデミックは、出版業界にも大きな影響を与えました。
店舗の閉鎖やイベントの中止により、雑誌の売り上げが大幅に減少。
また、物流や印刷業務の遅延も発生し、雑誌の発行スケジュールにも影響が出ました。
これにより、雑誌の発行継続が困難になったケースもあります。
無断転載による売上減少
ポポロ休刊ーーー。やっぱどう考えても雑誌の内容をTwitterだのtiktokに思いっきりあげるのよくないよ、、、、、。SNS普及で雑誌の需要が手薄っていうより、メディアリテラシーが十分じゃないままSNSが普及して無断転載で満足する勢が出てきたことが結果的に売上下げて今こうなったんじゃないの?
— 7️⃣pon (@p0nnnnnnnn) July 22, 2024
インターネット上での無断転載が広がり、正規の購読や購入が減少する傾向が見られます。
とくに人気のあるアイドルの写真や記事が無断で転載されることで、雑誌を購入する必要がなくなり、売り上げが減少しました。
これにより、雑誌の発行自体が経済的に厳しくなり、休刊を余儀なくされるケースも少なくありません。
公式からは『ポポロ』の休刊理由について詳しく説明がありませんが、過去の実例や雑誌業界の現状を踏まえると、以上の推測ができます。
何にせよ、32年間も続いた雑誌がなくなるのは寂しいです。