2024年7月26日に第85話を迎えた『虎の翼』は、視聴者の疑問と混乱を残す展開になりました。
とくに、航一が杉田弁護士に「ごめんなさい」と言うシーンでは、「何で謝ったの?」という気持ちになった方も多いでしょう。
そこで今回は、航一が杉田弁護士になぜ謝ったのか、2つの理由を考察したいと思います。
【虎に翼】航一が杉田弁護士に謝った理由とは?
寅子と優未を連れて来てしまったから
第85話では、航一が寅子と優未を連れて麻雀大会に行くシーンがありました。
そして、そこで杉田弁護士に会い、優未を見た途端号泣します。
実は、杉田弁護士は1945年の長岡空襲で一人娘と孫娘を亡くしていたのです。
孫娘を見て、優未のことを思い出し当時の悲しみがよみがえってきたのでしょう。
その様子を見て、航一は「(辛い過去を思い出させてしまって)ごめんなさい」と謝ったのかもしれません。
以前口にした言葉が杉田弁護士に当てはまると気づいていなかったから
79/80話で、航一は
「思い出にできる程、お兄さんの死を受け入れられていなかったんでしょうね。死を知るのと受け入れるのは違う。事実に蓋をしなければ生きて行けない人もいます。」
と杉田弁護士に発言しています。
これは、戦争で妻を亡くした航一自身のことを言っていたのでしょう。
しかし、85話で杉田弁護士も長岡空襲で一人娘と孫娘を亡くしていたことを知ります。
79/80話の時点で航一はその事実を知らなかったため、無意識のうちに杉田弁護士にもダメージを与えていたのです。
85話で航一が杉田弁護士を抱きしめながら謝ったのは、その発言が杉田弁護士も当てはまることを認識していなかったことに対するものと予想できます。
85話はモヤモヤするまま終わりましたが、次回物語は大きく進みそうですね。
航一が抱える秘密も明らかになりそうなので、見逃し厳禁です!