韓国のアーチェリーはなぜ強い?5つの理由に驚愕と納得

韓国のアーチェリーはなぜ強い?5つの理由に驚愕と納得

韓国のアーチェリーはなぜ強い?5つの理由に驚愕と納得 スポーツ

パリ五輪が開幕し、さまざまな競技で盛り上がりを見せています。

そして、アーチェリーでも韓国選手がいきなり世界記録を出したと話題になっています。

思い返してみると、前回の東京五輪でも韓国アーチェリー男子団体が金メダルを獲得していました。

そこで今回は、韓国のアーチェリーはなぜ強いのかまとめていきます。

韓国のアーチェリーが強い理由5つ

韓国アーチェリー

有力企業に支援対象競技として選ばれた

1980年代、88年のソウル五輪に向けて、韓国ではオリンピック競技の選手育成に力を入れ始めました。

数々の有力企業に支援を求めた結果、韓国財閥トップとも言われていた「現代グループ」という企業が、アーチェリーを支援対象競技として選びました。

現代グループ

それから、資金援助をはじめさまざまな支援を受けるようになったことで、アーチェリー選手の技術レベルが上がっていったのです。

多くのクラブやチームが存在する

韓国アーチェリー

そもそも韓国はアーチェリーの競技人口が多く、クラブやチームも多数存在します。

アーチェリースクールもあり、日本で言うサッカーや野球のように、韓国ではアーチェリーが身近なスポーツになっているようです。

小さな頃からアーチェリーに触れることで、上達スピードも他国に比べて早いのでしょう。

小学生から基礎技術を徹底的に指導する

韓国アーチェリー

韓国では、小学生の頃からプログラムに沿った指導を徹底的に行っているようです。

基本技術から始まり、年齢や体力に合った指導をしています。

たとえば、腕力が弱い小学生や中学生には弱い弓を使い、通常よりも的への距離を短くしているのだそう。

そうすることで無理な力を使わずに済むため、基本フォームが身につきやすいということです。

このように、韓国はとくに選手育成に力を入れていることがわかります。

韓国代表の選抜方法が厳しすぎる

韓国アーチェリー

韓国のアーチェリーが強いのは、そもそも韓国代表選手になるためのレベルが高いからです。

韓国代表の選抜方法は、トーナメント方式で競い合い勝ち上がった選手を選抜するというものです。

つまり、個人の実力が重視され、本当に強い人だけ代表選手になれます。

なんでも、アーチェリーの韓国代表になるのは、オリンピックで金メダルを取るより困難なのだそう。

オリンピックに出ている韓国代表選手は、そんな厳しい戦いを勝ち抜いてきた実力がある人ばかりなのですね。

心理訓練プログラムを導入している

アーチェリーは集中力が求められる競技です。

しかし、照明や風といった環境、周りの観客、プレッシャーなど、集中力を阻む要因がいくつも存在します。

どのような状況でも冷静にプレーするために、アーチェリーの韓国代表はシドニー五輪のときから心理訓練プログラムを導入しています

具体的には、騒音や風雨といった集中力が切れる環境を意図的に作り、その中で練習をしているそうです。

韓国アーチェリー

こういった練習をしているからこそ、オリンピックという大舞台でいつも通りまたはそれ以上の成績を出せるのでしょう。

韓国のアーチェリーはいつから強い?

韓国アーチェリー

韓国のアーチェリーが急激に強くなったのは、1984年のロサンゼルスオリンピックからと言われています。

先に記述したように、1988年のソウル五輪に向けて、韓国ではオリンピック競技の選手育成に力を入れていました。

その結果がロサンゼルスオリンピックですでに発揮されたということですね。

韓国のアーチェリーは男女ともに多くの素晴らしい成績を残しており、今回のパリ五輪でも注目したい競技の1つです。