パリ五輪の開会式の場所として知られるセーヌ川。
美しい街並みに沿って流れる大きな川は、とても魅力的ですよね。
しかし、実際は息を止めたくなるほど臭いのだそう。
そこで今回は、セーヌ川がこれほどまでに臭い理由についてまとめていきます。
セーヌ川が臭い理由は立ちション?
セーヌ川は全長約780kmもある大きな川で、所々に橋が架かっています。
その1つである「カルーゼル橋」の下はとくに臭いと言われています。
その理由は、ここで立ちションする人が多いから!
橋の下はトンネル状になっており、人目につきにくいためやっちゃう人が多いのもわかります。
実際に、よくセーヌ川の散策をする人によると、
「この橋の下を通る時は息をとめて小走りで去ります。でも、中途半端に幅の広い橋なので息がつづかず、思わず恐ろしいほどの異臭を吸ってしまう羽目に、、、、。」
というように、かなり臭いということがわかります。
中には、トイレみたいな臭いと言っている人もいて、ここを通るのは勇気がいりそうですね。
また、セーヌ川自体も大腸菌の量が道頓堀川の4倍と言われており、決してきれいとは言えない状態です。
現在のセーヌ川はきれいになっている?
セーヌ川はパリ五輪の開会式の会場になっているため、水質改善のために14億ユーロ(約2300億円)をかけて浄化対策を行いました。
その結果、以前よりはきれいになったようですが、パリ五輪の開会式数日前になっても大腸菌が心配なレベルを示しているようです。
パリ五輪目前にセーヌ川で排泄デモ!?
現地7月24日、衝撃的なニュースがありました。
パリ五輪の開会式を目前に控え、市民の一団がセーヌ川で用を足すと脅しているという。
同河川では、マラソンスイミングやトライアスロンなどが行なわれるセーヌ川の水質悪化に対する抗議の形だとしている。
引用:ヤフーニュース
いわゆる『排泄デモ』ですね。
このような状況で、無事パリ五輪の開会式が開催できるのか不安です。
デモの内容が「用を足す」というのも、パリらしいと思ってしまいますね。
パリの街は全体的に臭い!?
ここまではセーヌ川とその周辺の臭さについてお話ししましたが、実はパリの街は全体的に汚くて臭いと言われています。
パリというと、おしゃれな建物が並ぶきれいな街を想像する方が多いでしょう。
とても臭そうには思えませんよね。
しかし実際は、ゴミ、犬のフン、ホームレスの排泄物などが道端にたくさん落ちているそうです。
日本であれば、ボランティアで街をきれいにする個人や団体が多く存在します。
しかし、パリやその他ヨーロッパ各国では、自分のゴミを自分で始末するといった考えが薄いのだそう。
とはいえ、パリでオリンピックが開催されるとなり、街も多少美しくなっているはずです。
これを見てパリの印象が悪くなってしまった方もいるかもしれません。
ですが、全ての場所が汚いわけではありませんし、街をきれいに保とうとしている人もいます。
無事開会式が終わり、最高のオリンピックになることを願っています。